NHKスペシャル「マネーの暴走が止まらない」の行く末
この間(23日)放送していたNHKスペシャルの「マネーの暴走が止まらない」の録画を見て感じたこと。
もうこの頃の現象は、マネーゲーム、というか資本主義のなれの果てのようで、要するに末期的な状態ですね。
柄谷行人と蓮實重彦が80年代の後半に出した「闘争のエチカ」という本がありますが、そこにはほぼ予言的なことが書かれてあり、そこから想像すると、暴走の果てに人間社会も潰れるかもしれないなと。
サブプライムは一つの現象でしかなく、余剰の金は米国のグローバルスタンダードという名のもとに欲望の暴徒と化し、オイルに、穀物にと、破滅するまで果てしなく投資対象を変え膨らんでいくのでしょうかね。
戦争よりもこちらの方が怖いですね、いや、戦争もむしろこの中の一現象でしかないから。
欲望を制御するマーケティングが生まれても、恐らくそれは埋もれてしまうでしょう(マーケティングそのものが本来欲望の学問ですしね)。誰も、それを採用する企業・国はないでしょうか。悲観的な話で終わらせないためにすべきことは、はて・・・